介護現場でおきたヒヤリハットを活用してみよう!

ベテランでも確認しておきたいポイント

介護現場に精通している職員も、再認識してほしいのがリスクマネジメントです。介護現場でおこる事故の例を取りあげ、注視すべきポイントを解説していきます。介護現場での小さな変化に気づける観察力を備えましょう。

ヒヤリハットの活用法

事故を未然に防ぐヒヤリハット事例の分析

介護現場での事故を防ぐ

介護現場でのさまざまなヒヤリハット事例に対して、対処方法が存在します。ヒヤリハット事例の原因を取り除くことは、対処方法を考えるうえで重要です。小さなヒヤリハットに数多く気づくことで、重大な事故を未然に防ぐことができます。ヒヤリハット体験が、リスクマネジメントとして活用されるのです。危険事例からリスクを洗い出し、リスクマネジメントにつなげるためにも、ヒヤリハットの報告は重要です。ここでは、ヒヤリハットがおきる仕組みを分析することが、リスクマネジメントにどのように役立つのか紹介します。

分析の重要性

重大な事故にもつながるヒヤリハット事例は、多くの介護現場に潜んでいます。事業所によっては、ヒヤリハットが発生したら、事例報告することを義務づけているところもあります。しかし、実際の現場では、ヒヤリハット事例を記録するだけで、分析する行程まで至っていないケースが大半です。これではヒヤリハット事例を活用することはできません。
介護現場では、事故防止のためにヒヤリハット事例を分析することが求められています。ヒヤリハット事例の分析に必要なのは、その事例に関係した人や場所など具体的な状況の記録です。事例の記録から、事故原因が潜む傾向を見抜いて分析していきます。そして再発防止策を考えていくのです。事例分析で大切なのは、事業所全体で取り組むことです。事例分析結果をまとめて事業所全体で共有することで、次にヒヤリハットがおきた場合も事例検索がすぐにできます。

具体的な分析方法

非常に貴重なヒヤリハットの情報は、常に集計が必要です。時間別に集計することで、ある特定の時間帯にヒヤリハット事例が集中していることがわかります。事故がおきやすい危険な時間帯が判明することで、職員を増員しなければいけない時間帯もわかります。事故を回避するための職員増員時間帯がわかるというリスクマネジメントになります。
また、発生場所別に集計することも重要です。事故がおきやすい特定の場所には原因があります。その場所にどんなリスクがあるのか分析をすることで、事故を防ぐ対策に役立ちます。利用者さん別に集計してみるのもいいでしょう。人に注目することで、リスクの高い人への対策を講じることが可能になります。このように、個別に発生しているヒヤリハットの事例集をチェックするだけでも、現場でヒヤリハットがおきたときの対処法として役立ちます。ヒヤリハットを分析することは、事故を未然に防ぐためのリスクマネジメントになるのです。

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